花乞う鬼の角隠し 掲載サイト:
「小説を読もう!」 あらすじ
それはそれは昔々の噺でございます。
とある山深い渓谷にある里の、それまた奥にひとりの娘が住んでおりました。
その娘は大層美しかったのですが、他の者と違うところがありました。
白魚のようにしなやかな指先の爪はどこか長く、花のように赤く色づく口からは白い牙が、艶やかな黒髪を割るようにしてその額には獣のような角がふたつ生えていたのです。
――とある国の伝承御伽より抜粋――
今は昔のお伽噺の伝承が色濃く残るその国では、年に一度の大祭に想い相手と自ら手作りしたある贈り物を交換する儀式がある。
しかしそれは手先の不器用な者においては苦痛でしかない。
こんなものを渡せるものかと美しい幼馴染みを囲む人垣を見てさらに少女は固く心に決めたのだった。
角もつ彼らの恋愛奇譚。
※自サイトに転載中。
(掲載サイト様より引用)
短編恋愛小説。
主人公と幼馴染の関係に萌えた。
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